やる気は自分の内側でコントロールできる

誰かに対して、そんなことでやる気なくすなよ〜。って思ったりすることってありますよね。ぼくらが相手にそう思うことがあるってことは、相手もぼくらにそう思うことがあるってことです。
で、やる気ってどこに・なにに依存しているのかを考えてみました。

モチベーションとかやる気みたいなものは本当にあいまいで気分屋だと思う。
よく「モチベーションの維持をどう行うのか」をテーマに書かれた本が売れていたりもします。
やる気とかを上手く引き出せない人ってのは、
やる気のコントロールを外的な要因に任せてしまう人、だと思う。


例えば、大学の講義に出て内容がつまらないからほとんどでなくなる人、それで単位も落としてしまう人がよくいる。(ぼくの大学では内容の面白さで講義に出るかどうか決めている人は少数かもしれないけれど)
彼らはやる気のコントロールが外的な要因である講義の面白さに依存してしまっているため、講義に出ることができない。

就職活動中にも、合否の連絡を待っていて、合格ならほかのことにもやる気を出し、不合格ならなにもやる気がなくなってしまう人。彼らも外的な要因である採用試験の合否に、自分のやる気を依存させてしまっている。

身近なところなら、ぼくは試験期間の試験勉強にやる気がでない、つい部屋の掃除なんかを始めてしまう。でも大掃除になると、掃除がいやでいやで仕方なくなる。
これも試験が近いからとか、大掃除の時期だからという外的な要因でコントロールされている。

大事なことは、自分のやる気を自分でコントロールできることだと自覚すること。
そしてやる気がでるような状況を自分でつくりだすことだ。

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なぜこのようなことを考えたのかというと、糸井重里さんの『ほぼ日刊イトイ新聞の本』を読んで思うところがあったからです。

糸井さんの本には、乳がんになった女性のことや、がんになったおじいさん(通称ガンジー)が出できます。彼らは自分のやりたいことをやります。自分があと何ヶ月かの命だと宣告された人は自分のやりたかったことをやります。これは死と直面することが、自分の内的な要因で、自分をコントロールすることになるからだと思います。

ティージョブズは、毎日鏡に向かって「今日が人生最後の日だったら……」と自身に問いかけることで、自分のやりたいことをやる気をもって行います。

死と直面することで、内的な要因を100にし外的な要因をなくし、自分でやる気をコントロールすることに成功しているのだと思います。

だって死ぬってこと考えたら自分のやりたいことやるし、死ってのは完全に自分の内側にあるモチベーションだもんね。
やる気を内的な要因でコントロールすることが、やる気を引き出す・維持することの近道!!

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でも普通の人は死に直面することなどなかなかない、死をリアルに想像することも難しい。
そこで、できるだけ自分のやる気の要因を内的なものに落とし込んでいくことが大事になる。
相手の遅刻や昇進の有無や試験の合否やメールの返事や約束ごとに、やる気を依存するのをやめましょう。
できるだけ自分のコントロール可能なことでやる気を左右させることが大事。自分が遅刻しないことであったり、期限や約束を守ることで自分のやる気はコントロールできたりする。ぼくの場合は、朝少し走るとやる気がでる。走るのはしんどいけど、これで自分のやる気をコントロールできるなら、簡単なこと。自分ではどうしようもない相手や物事の成り行きでやる気を上げたり下げたりするよりも信頼できる方法である。

あとは無料か、安いセミナーに行ったり(驚くようなすごい内容はあまり期待しないこと)、仲のいい友達と一緒に何かするのも、内的な要因が大きな割合を占めるやる気の出し方だろうと思う。


自分のやる気は自分でコントロールできる。
自分のことを理解すればするほどできると思う。

では、また明日。



※この記事は19歳の頃の自分に向けて書いてあります