自分をオープンにすることについて

2010年の3月16日から新聞奨学生として、2010年の4月1日から大学生として4年間の生活が終わり明日から新社会人として生活します。

4年前、新聞奨学生をはじめた当初はその仕事の過酷さと、第一志望でもなく何も充実のない大学生活に絶望していました。
先に新聞奨学生について説明しておくと、新聞社の新聞奨学会から奨学金を得る代わりに、新聞販売店で住み込みで働きながら大学や専門学校へ通う制度のことです。ぼくの勤めた新聞販売店の仕事には毎朝の朝刊の配達と、週2回の広告の折り込み、月末の集金がありました。

肉体的に大変なのはもちろんですが、自分でこの生活を受け入れるということが難しかったです。
その象徴的なエピソードとして思い浮かぶことはが、新聞奨学生ということを周りの学生に言えずにいたところです。
当然、そんな閉じた状態で誰かに受け入れてもらうことも、誰かを受け入れることもできないまま大学生活の半分近くを過ごしてしまいました。


3年生から大学ではゼミが始まり、希望したゼミに入ることができたこともあって変わりたいという思いも強く出てきます。
そこでようやく、自分のことをオープンにすることが出来始めました。
新聞配達にも慣れてきて、ある出来事で金銭的に余裕が生まれたことも大きかったです。

いきなり大きく変われることなんてないですが、1年間ぐらいかけて、少しづつゼミという環境に馴染み、大学という環境にも馴染むことができてきました。
自分のことをオープンしすることで、相手のことを受け入れる隙間もできてくる気もします。

何か組織に属することを嫌っていた(これは中二病的な何かな気がします笑)自分が、組織に属することについて理解してきたのもこのころです。


就活も基本的には同じように取り組みました。
自分自身を知ることと自分をオープンにすることだけを繰り返してだけです。
だから就活で成功したとか自分は就活が得意とかは思わなかったです。

明日から新社会人として新しい組織に入り、仕事をしていくわけですが、大学時代に学んだことが一つでもあって良かったと思えるように、忘れないで生活できればなあと思います。